Vergin, tuuto amor (Francesco Durante)

宗教曲です.今回も先生チョイスの短調の曲です.

全音楽譜出版社「イタリア歌曲集 1(中声用)」収録の ハ短調の楽譜を使用しました.

1回目のレッスン

感情多過にならないように気をつけました. そうすると荘厳な雰囲気が出るようです. 本格レッスンに入る前に一通り先生に聞いていただいただけですが, 直前にやった Vaga luna で指摘された,全ての音を響かせるように という意識をもって歌ったのでうまくいったようです.(2016.2.21)

2回目のレッスン

o の母音が弱いことがわかりました.特に bontade の o が弱くなります.他にも 2 重母音の toa の o や ascolta も o も弱くなります. 弱点がはっきりしているので対処は単純です.注意して歌いました.

他に,自分で質問したのは 20 小節め, クレッシェンドの頂点が Vergin の [i] (ミ♭ の音)になっている所です. この [i] を大きく出すのが難しいのです. 先生によると,Vergin のアクセントは [e] なのでクレッシェンド記号にとらわれず [e] を大きく出す気持ちで歌うべき,とのことでした. [i] は音が高いので自然に大きく出るのに任せればいいとのこと. やってみると,なるほど自然な感じになりました. 言葉なんだということを忘れてはいけませんね.

3回目のレッスン

譜面では歌い出しの小節の Vergin, tutto amor の [to a] の部分がセットで シに割り当てられています. ここを無意識に最後の a を次の音であるドに上げて 歌っていました.これを注意され, 譜面どおり [to a]全部をシで歌うと もっと格調高くなるというアドバイスです. やってみるとそのほうがこの曲に会うと 納得しました.(2016.4.24)

4回目のレッスン

母音全て響かせるようにという指示で,全体の確認のような感じで一旦終了となりました. あまり色付けせずに歌うこの曲は基本のおさらいに良いので時々練習するようにと言われました. (2016.5.22)


Updated in May 22, 2016, misc Yamamoto Lab.