'O sole mio! (Eduardo Di Capua)

持ちネタとしてだれでも知っている曲も真面目に練習してみようと思い, 提案しました.ベタですがやっぱり好きな曲です.

音楽の友社「君と旅立とう」収録のト長調の楽譜を使用します.

1回歌ってみただけです. 最後の sta nfronte a te の所,2 番の最後は色をつけてみましょうということに. [fron] のラをオクターブ上げるのは現時点では無理なので 最後の te! のソ音をオクターブ上げるパターンでいってみましょう ということに.(2016.6.26)

2回目のレッスン
重要な指摘を受けたと思っています. 26小節目のMa n'atu のファファミ♯ ですが,楽譜ではこの前にブレスはありません. しかし息継ぎなしに高音を出すといい音がでません. 先生は「聴かせどころなんだからいい音を聞かせるのが優先, ファの前に楽譜にない間があいてもいいから しっかりブレスを入れなさい」と言われました. なるほど,歌はある程度リズムを揺らしても許されるわけで, そこは間があいても表現としておかしくありません. また,36 小節めの o [so]le のソが最も重要なので ここを綺麗に聴かせるようにと言われました.そうもっていくには 34節めの8分休符でしっかり息を入れることが重要です. その後の長いミ♭音を出すのにかなり息を使うからです. 楽譜にないブレスも表現として良いものなら計画的に入れていこう, と思いました. (2016.7.31)

3回目のレッスン
出だしの1音めに全力投球すること.(自分にとっては)少し高い レの音から始まるので1音めをビシッと決めるのはけっこう難しいです. 次の cosa の [o] を綺麗に響かせる.そこからずっと盛り上げていって 2番最後のソをオクターブ上げて伸ばすところを最高潮にもって行くように いわれました.とにかく声の美しさが最優先です.最後の1オクターブ上げた ソの音は自分にとっては使い物にならなくなるギリギリの音程なので 自分の課題にぴったりあった曲だと思います.だんだんソの音も 響くようになってきたのでもっと練習すればいけそうな気がしてきました. (2016.8.21)

4回目のレッスン
33小節目のレの音をいい音で聞かせることが重要,それができれば 次の O sole がよくなるとのことでした. (2016.10.9)

5回目のレッスン
アマチュア音楽家だと自分の好きな音域の響きに偏る傾向があるが ちゃんと練習する人は低音まで万遍なく響かせるように 神経を使うべきと言われました.今の段階はとにかく全域をいい声で 歌うという基本を大事にしたいです. (2016.11.20)

6回目のレッスン
何回か歌ってみて現時点の最大の課題は36小節目の[so]le の ソの音だと思いました. ソはぎりぎり出せる音なのですが,先生から前のフレーズに ミ♭ の長い音符があり,そこで力を使ってしまうと難しくなるので そこをうまく力を抜いて切り抜けるようにとアドバイスされました. 手を抜く,というと印象悪いですが力を意識してセーブする発想は ありませんでした.これで練習していみます. (2016.12.25)

7回目のレッスン
2月にイベントがあってそこで歌う予定なので集中的に 練習したいと申し出ました.
前回,次は暗譜でやってみましょうと言われていました. 歌詞は覚えているので余裕と思っていたら途中から2番に なってしまいました.甘く考えていました.
いろいろなアドバイスを受けましたが重要なのは コンコーネなどでレガートの練習のときに意識する 「次の音を準備しておく」というものです. 例えば26小節目の [Ma] n'atu のソが 見せ場なのですが,前の音からは1オクターブの跳躍です. 1オクターブの跳躍はイメージしやすいので実際に音を出す前に 体を準備するようにします.難しいのは前回も触れた 36小節目の[so]le のソの音です. これは33小節目の[te!]のレの音が長く, 34小節めの短い8分休符でブレスして次の [so]le のミの長い高音があってその次に出てくるためです. 息とスタミナをかなり使い切ってしまうのですね. 破綻しないことを優先に、33 小節の[te!]のレを早めに やめて深くブレスをとって[so]leのミを弱めに出し, スタミナを温存しておいて36小節目の[so]le の ソを最強で出すという少し後ろ向きの解決方針にしました. 上手くなれば 前の部分でのセーブを減らしていこうと思っています.
音程の面では 33 小節あたりからハミングで歌う練習を 先生から指示され,効果がありました. ここも36小節目の[so]leを出す前から準備するように意識します. (2017.1.22)


Updated in January 28, 2017, misc Yamamoto Lab.