The first program
最初のプログラム

総合情報センターのプログラミング環境

この授業でのプログラムを作成方法,実行方法,保存に関する注意などを説明する.

授業用ディレクトリ作成

最初にこの授業専用のディレクトリを作成する. 授業での作業や作成するプログラムの保存に利用する.

画面左上の[マイコンピュータ]をダブルクリックせよ. Z: ドライブと表示されるのがネットワークドライブで, ここに保存されたファイルは次回以降どの端末にログインしても同様にアクセスすることができる. Z: をダブルクリックせよ. この場所に授業専用のディレクトリを次の手順で作る. [ファイル][新規作成][フォルダ]を選択すると 「新しいフォルダ」という名前のディレクトリ(=フォルダ)が作成される. 「新しいフォルダ」の文字列が青色反転表示となり,選択されている状態になっているはずである. このままキーボードから prg と入力し,Enter キーを押せ. このとき入力がひらがな入力ではなく英語の入力のモードになっている ことを確認せよ.このモードでの英数字を「半角英数字」とよぶ. 作成したディレクトリの名前が半角英数字の prg に変更されているはずである.これをこの授業専用ディレクトリとして利用する. ディレクトリ名が青色反転表示になっていない場合は名前の文字列の上で左クリックすると 反転表示になる.

プログラム作成

この授業ではプログラムを「メモ帳」というソフトウェアで作成する. メニューを[スタート][プログラム][アクセサリ][メモ帳] の順に選択しメモ帳を起動せよ. 最初に作成するのは以下の C プログラムである.すべて半角英数字で記入せよ.特に全角スペースが入らないように注意せよ.

プログラム 1

main()
{
      printf("hello, world!\n");
}

作成した先ほど作成したディレクトリに保存する. メモ帳のメニューから[ファイル][名前をつけて保存]を選ぶ. [ファイルの種類]欄を[すべてのファイル]に変更する.次に 「保存する場所」が " Z: " になっていることを確認し, prg という名前のフォルダをダブルクリックする. 上記プログラムを hello.c という名前で保存せよ. 必ず半角英数字で hello.c という名前をつけて保存せよ. 以降で作成するプログラムには .c という拡張子であれば 自由に名前を付けてよい.list2_4.c など,わかりやすい名前をつけよ. ファイル名は半角英数字の文字列にせよ.

プログラミング環境

コンパイル

[スタート][プログラム][プログラミング言語][Microsoft Visual Studio 2005][Visual Studio Tools][Visual Studio 2005 コマンド プロンプト] を選択せよ.コマンドプロンプトと呼ばれるウインドウが開く.

開いたウィンドウで保存したファイルがあるディレクトリに移動する. > から右がユーザが入力するスペースで,以下のように入力し Enter を押す.

実行画面 1

C:\Program.....\VC>Z:

次に prg ディレクトリに移動する.cd コマンドを用い,以下のように入力する.

実行画面 2

Z:\>cd prg

ファイルの一覧を見る dir コマンドを入力すると 上で保存した hello.c というファイルが見えるはずである.

実行画面 3

Z:\prg>dir

作成したプログラムのソースファイルをコンパイルするためには cl コマンドの後にコンパイルしたいファイル名を指定すればよい.すなわち 下図のように cl hello.c と入力する.

実行画面 4

Z:\prg>cl hello.c

プログラムが正しければ画面に何も表示されずコマンドが終了する. dir コマンドで hello.exe というファイルが出来ていることを確認 せよ.確認できればコンパイルは成功である. エラーが表示されればプログラムを確認してやり直せ.

実行

プログラムを実行するには hello.exe がそのままコマンド名となるので 以下のように入力すればよい.

実行画面 5

Z:\prg>hello.exe

プログラムが正しければ以下のように表示される. 問題があればプログラムを確認し,やり直せ.

実行画面 6

Z:\prg>hello.exe
hello, world!

不要な一時ファイルの削除

hello.c をコンパイルすると hello.obj, hello.exe というファイルが 自動的に作成される.特にファイル名の最後が .exe であるファイル (拡張子が exe のファイルという)はファイルサイズが大きく, 放置したままたくさんのプログラムを作成していくと ファイル総容量の上限に達してしまい,実習ができなくなる可能性がある. 実行結果の確認が終わったら拡張子 .exe や .obj のファイルは消去しておくように 気をつけよ.ファイルを削除するコマンドは del コマンドである. hello.exe を削除するコマンドは以下の通りである.

実行画面 7

Z:\prg>del hello.exe

上のコマンドの代わりに del *.exe と入力すれば自分が今いるディレクトリのファイルのうち拡張子が .exe のものをすべて削除することができる.必要なファイルを間違って消してしまわないように prg ディレクトリにいることを確認して注意して使用せよ. すべての拡張子 .obj のファイルを削除するコマンドは同様に del *.obj である.


Updated in April 21, 2007, schedule, Yamamoto Hiroshi