Coding Theory
符号理論

科目紹介

科目内容

符号理論は高度情報化社会において,信頼性の高い通信を行うために必要不可欠な基礎理 論となっている.本授業では符号理論を理解するために最初に情報理論の説明を行う. 情報理論は,信号・画像等のメディアが持つ情報の量的測度やエントロピーの概念を明確 に定義・解析する理論である.講義では情報量の定義,無記憶情報源の定義とそのエント ロピー,マルコフ情報源とそのエントロピー,その計算法を学ぶ. 次に情報源信号の符号化理論,特にHuffman符号を学ぶ.最後に通信路の定義とその解析 法,さらに通信路符号化の理論を学ぶ.本科目で扱うテーマには確率・統計理論の理解を 必要とするものがある.必要に応じて確率的現象の表現として,試行,事象,標本空間, 事象の確率の定義,条件付確率,およびベイズの定理,さらに確率変数の概念,確率変数 の種々の統計量,確率ベクトルの概念とその解析法を学ぶ.

時限,教室,対象クラス

火曜 3 限, 4103 教室,(履修者 49 名)

教科書

アブラムソン著 宮川 洋訳,「情報理論入門」,好学社,(ISBN 47690-1310-8)

成績判定

成績判定は定期試験の点数により行う.

授業計画

過去の試験

参考資料

情報量の関数が対数関数に限られる理由

情報系学生のための関数電卓ガイド


Updated in April 8, 2013, Yamamoto Hiroshi Web