Data structures and algorithms
2012 年度データ構造とアルゴリズム

科目紹介

  1. 計算の効率
    良いプログラムの条件として実行時間が短いことや小さいメ モリ容量で実行できることなどが考えられる.計算機の性能 などに依存しない計算効率の尺度について説明する.
  2. 基本操作
    データへの基本操作を抽象化することでデータ構造とアルゴ リズムの設計を分離することができる.すなわち,抽象化し た基本操作を利用するアルゴリズムを作成することで別々に 開発したデータ構造とアルゴリズムを任意に組み合わせて利 用できる.一般的な基本操作について説明する.
  3. データ構造
    リストやスタックなど基本的なデータ構造についてデータの 構成と基本操作の実現について講義を行う.いくつかのデー タ構造の特徴を説明し,適切なデータ構造が選べる,あるい は設計できるように解説する.
  4. アルゴリズム
    同じ問題を解く場合でも用いるアルゴリズムの違いで計算効 率が大きく変わることがある.探索やソートなどの問題につ いて,いくつかのアルゴリズムを紹介する.計算効率につい て説明し,適切なアルゴリズムを選択するポイントについて 解説する.
  5. 制御構造の表現
    アルゴリズムを表現するためにフローチャートなどが用いら れる.制御構造の表現について講義を行う.
  6. データ構造とアルゴリズムの関係
    アルゴリズムはデータ構造と密接に関係している.同じアル ゴリズムでも用いるデータ構造が変われば計算効率は変化す る.アルゴリズムとデータ構造の関係について解説する.

対象クラス,時限,教室

金曜 3-4 限, 6 号館 2 階 6A-219 教室

成績判定

成績判定は 2 回の中間テストと,定期試験の平均点により行います.

教科書

大原茂之他著,「Java による情報メディアアルゴリズム入門」, ISBN 4-8173-0218-6

授業スケジュールとテキスト正誤表

計算量理論入門

教科書の付録 B を html 化して掲載しました.

計算量理論入門


Updated on April 9, 2012, Yamamoto Hiroshi Web