社会インフラとして無くてはならないものとなったインターネットだが, その仕組みの中心に位置するのが TCP/IP とよばれるプロトコル群である. これは 7 層の階層構造として定義された OSI 参照モデルを 実際に動作する形で実装するために具体化したものである. TCP/IP の標準化では,オープンであること,実際に使えるプロトコル であることが重視されるというユニークな特徴がある. 本科目では TCP/IP の標準化自体の説明のほか, OSI 参照モデルでいう主に第 5 層以上の高階層の プロトコルについて講義する.これは ICP/IP の階層構造では アプリケーション層に相当し,プロトコルの詳細とそ応用面について講義する.
JT 金曜 3-4 限, 1B202 教室,(履修者 57 名)
「マスタリングTCP/IP 入門編 第6版」井上直也・村山公保・竹下隆史・新井透・苅田幸雄,オーム社 ISBN-13: 978-4-274-22447-8
本科目では上記教科書の 1, 2, 5, 8, 9 章を学習する.
2022年度の授業では感染症対策のため教室の座席を1つづつ開けて使用する. このため,受講形態として面接型とオンデマンド型を組み合わせて行う.
第 1 回授業(ガイダンス),第 8 回授業の1コマ目(中間試験), 定期試験は完全面接回とし,全員面接で受講せよ.
完全面接回以外の回の授業は以下のように行う.
学生証番号の末尾が偶数の学生を偶数グループ,奇数の学生を奇数グループとする.
偶数グループは偶数回目の授業を面接で受講し, 奇数回目の授業をオンデマンドで受講する. 奇数グループは奇数回目の授業を面接で受講し, 偶数回目の授業をオンデマンドで受講する. 座席間隔を保った場外でも教室に空きがある場合は オンデマンドを指定された学生が面接授業を受講しても良い.
オンデマンド型の授業はこの授業用ウェブサイトの授業計画に従って 教科書,サイトの補足資料を使って自宅で都合のよいときに学習することで行う. 授業支援システムやTeamsは使用しない予定である. 授業に関する質問などはメールで受け付ける. 科目担当者宛に大学のメールアドレスから発信せよ.
復習,オンデマンド受講用に授業の録画を後日公開する予定である. 公開方法はメールにて連絡する.
第8回以外の各授業回ごとに課題を指定している.課題に関する注意事項は 初回の課題である 練習問題0 に記載されているので確認して提出すること. 面接,オンデマンドのどちらの場合も課題が 指定された受け付け期間中に受理された場合に出席とする.
中間試験と定期試験の両方を受験した学生を対象に, 両試験の平均点により判定を行う.