<string.h> のインクルードで使える文字列列変換関数について説明する.
よくあるプログラミングエラー 8.7 に注意. strcmp, strncmp は真偽値を返すのではない. 辞書式順序で後になる文字列ほど値が大きいと考え, 「s1 - s2 を計算する」と覚えておけばよい. 正確には s1 と s2 を先頭から比較してゆき, 最初に異なった文字が出たときにその文字コードを比較した結果を返す.
strchr, strcspn, strspn, strpbrk, strrchr, strstr は 必要なときに教科書を参照すればよい.
strtok は単語の切り出しに使われる.リスト 8.23 を入力し,実行せよ. strtok は元の文字列の内容を書き換えることに注意せよ.
memcpy, memmove, memcmp, memchr, memset は 必要なときに教科書を参照すればよい.同一文字列内のある部分から別の部分に文字をコピー するときは memmove を使う必要がある.
strerror は必要なときに教科書を参照すればよい. strlen はよく使われる.リスト 8.30の printf の書式中の %lu は unsigned logn int 型の指定である.
printf, scanf は比較的高級な入出力処理を行う. それぞれの関数で利用できるフォーマットについて詳しく説明する.
オペレーティングシステムは入出力をストリームという概念を用いて抽象化する. 通常は標準入力ストリームはキーボードに,標準出力ストリームはディスプレイに 結合される.標準エラーストリームも通常はディスプレイに結合される. これらはオペレーティングシステムの機能で別のデバイスにリダイレクトすることが できる.例えばディスプレイに出力するかわりにファイルに記録したり, キーボードから入力するかわりにファイルから読み込むことができる.
printf の書式は
printf (書式制御文字列, 他の引数リスト);
である.
書式制御文字列のうち,整数を出力するときに使う変換指定子を例を挙げて説明する.
書式制御文字列のうち,浮動小数点数を出力するときに使う変換指定子を例を挙げて説明する.
書式制御文字列のうち,文字および文字列を出力するときに使う変換指定子を例を挙げて説明する. ここでも文字と文字列の区別に注意すること.
変換指定子 p, n, % について説明する.p はポインタの出力用である. n は通常の変換とは違い,値を変数に出力する.% 変換指定子は % 文字自体を出力したいときに使う.