Cryptography
2013年度暗号理論

科目紹介

科目内容

暗号理論において,攻撃者が得る平文に関する情報量を議論 するとき,攻撃者が無限の計算資源をもつと過程しても得られる 情報量がゼロであると保証できる場合に情報理論的に安全という. 暗号理論の安全性を議論する上で情報量の概念を理解することは 重要である.このため,本授業では春学期の「符号理論」授業に 引き続き,情報理論の学習を行う. 講義では情報源信号の符号化理論,特にHuffman符号を学 ぶ.最後に通信路の定義とその解析法,さらに通信路符号化 の理論を学ぶ.本科目で扱うテーマには確率・統計理論の理 解を必要とするものがある.必要に応じて確率的現象の表現 として,試行,事象,標本空間,事象の確率の定義,条件付 確率,およびベイズの定理,さらに確率変数の概念,確率変 数の種々の統計量,確率ベクトルの概念とその解析法を学 ぶ.

年度時限,教室,対象クラス

月曜 2 限,4103 教室,(履修者 21 名)

教科書

アブラムソン著 宮川 洋訳,「情報理論入門」,好学社,(ISBN 47690-1310-8)

成績判定

成績判定は定期試験により行います.

授業計画

過去の試験


Updated in August 30, 2012, Yamamoto Hiroshi Web